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レポート

2020.06.24

コロナ危機を乗り越えるために【前編】

日本には事業を100年以上継続している企業が約3万3千社あります。
これらの企業は第二次世界戦争、関東大震災から東日本大震災など
多くの自然災害、そして、世界大恐慌からリーマンショックなどの
多くの経済不況を乗り越えて現在に至っています。

尚、世界の国別で見た時、
100年以上の企業数の国別割合は41.6%で日本が1位
200年以上の企業数の割合は65%で日本が1位
日本は世界的に見ても長寿企業が多いのです。

皆さんは、こうした長寿企業の秘訣を何だと思われますか?
そして、それを「短い言葉」で表すとどんな表現になりますか?

様々な表現があるかと思いますが、私は4文字で表現します。


不易流行(ふえきりゅうこう)

これは江戸時代の俳人 松尾芭蕉の俳諧理念であり、
「俳句の趣向や表現に目新しさがないのが不易、
そして、その時々、場所で人の好みによって斬新さを
発揮したものが流行」
と言う意味です。

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言葉を変えれば「守るべきものを守り 変えるべきものを変える」と言えます。
企業経営は意思決定の連続です。
目先の利益を追い本業を疎かにしたり、プライドが邪魔をするなど、
「守るべきものを変え」「変えるべきものを守る」企業が、
結局、短命に終わっていると思いますが、
皆さんはいかが思われますか?

しかし、実際には「何を守り」「何を変えるか」
この正しい意思決定が難しく悩むことばかりです。

では、なぜ長寿企業は「正しい意思決定」ができているのでしょうか?
それは明確な意思決定の「価値基準・判断基準」が存在しているのです。
つまり、「経営理念」が存在しており、社内に浸透しているのです。

こうした「理念」の話をすると、
「売上をつくるのは理念ではない!我社は理念がなくても業績は良い!」
と言われる方が時折いらっしゃいます。
確かに短期的な業績をみればそんな企業様もありますが、
やはり、長期的に業績を伸ばしておられる企業様には間違いなく
「経営理念」が存在し社内に浸透しています。

また、産業能率大学の宮田矢八郎 教授は「収益結晶化理論」にて、
「売上や利益が多くなればなるほど、
経営理念を持つ企業の割合が高くなる」
とデータで示しておられます。

この様に、「経営理念」を判断基準とした意思決定が
「社風」「企業文化」「組織化」「人材」「製品」「技術」
「サービス」を高め、相乗効果を生み出し「利益」を創出していきます。

「経営理念」が「利益」をうみだし、企業を永続させるのです!

今、「コロナ危機」により多くの企業様が混沌としています。
そんな中だからこそ「正しい意思決定」ができるかどうか試されています。
「経営理念」の確立、見直し、浸透を行い、
この危機を乗り越える「礎」を創りませんか?

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