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REPORT

レポート

2020.07.21

コロナ時代のニューノーマルを「攻める」ために

新型コロナウイルス感染症が世界に広がる中、
各国の政府は、ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離戦略)など、
効果が実証されている防疫対策を採用し、
感染拡大を断ち切ろうとしてきました。

しかし、そのような措置を取った結果、ヒトやモノの流れが寸断されて経済活動が失速し、世界規模でリセッション(景気後退)が始まっています。

いま、新型コロナウイルスと同じくらい急速に、経済へのダメージが世界に広がっています。

「企業の競争力の差は、
危機の時の対応で生まれると言ってもいい-」

ボストン コンサルティング グループ(BCG)マネージング・ディレクター&シニア・パートナーの東海林一氏は、
リーマンショックなど過去の経済危機を振り返りこのように語ります。
では、新型コロナウイルスによる混乱が続く今、何を考えるべきなのか。
BCGでは新型コロナウイルスによる変化を2段階で捉えています

 

1段階目は、コロナショック直後の混乱です。
経済全体では、景気後退、失業率の悪化、インフレ懸念。
個人では短期消費の減少、貯蓄や将来投資の拡大、社会不安の拡大。
現時点で多くの企業がこの中にあります。
いわば、「守りの経営」が必要な時期です。

2段階目は、混乱収束後のニューノーマルです。
デカップリングと言われる「切り離し」や、安定調達の重要性向上、
非対面への切り替え本格化、働き方改革・業務効率化の進展、
経済全般への政府の関与拡大。
個人では、健康意識の高まり、安全・安心へのセンシティビティーの向上、
バーチャルでのサービス教授の機会拡大、リモートによる活動の一般化、
社会的価値の高まりなどが予想されます。

 

必要なのは、第2段階の変化を想定しておくことです。
アフターコロナの時代は、全く新しいものが生まれるというより、
「既に起こり始めていた変化が加速すると見ておくべき」東海林氏)

働き方での「リモート」の加速化、サプライチェーンの見直し(リスク回避による「切り離し」)、
サービス業では非対面への切り替えが本格化するなど多くの変化が予想されます。

当然ながら、商談や売り方も変わってきます。
そして、デジタルの加速だけでなくリアルの重要性も見直されてきています

「守り」だけでなく、「攻め」の経営を行っていく上で、
どれだけ「想定」を行っていますか。
「攻めの経営」を行うための準備が必要です。

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