REPORT

レポート

2020.06.24

Going Concern(継続企業の前提)

中小企業庁は2025年までに中小企業の経営者245万人が70歳以上となり、内、127万人が後継者不足になると指摘されています。
そして、先日、現在のコロナ禍により今年の休業・廃業・解散の件数が5万件との予測が報道されていました。
その企業の内、経営者の年齢が60才以上で84%、70才以上で39%とのこと。

中小企業の減少が更に加速しそうです・・・

食品卸・加工業である企業様はお客様にはスーパー等の小売店もありますが、多くがホテルや飲食店です。
つまり、現在のコロナ禍で業績面に大打撃を受けておられます。

この組織を率いるのはU社長ですが、会長である前社長(父)が、強烈なリーダーシップでトップダウンの組織として年商40億にまで育てられています。
そんな中、U社長は親子関係も含め様々な葛藤を乗り越え、昨年、後継されました。

しかし、その直後の現在のコロナ禍です。

先週、そんなU社長から喜びのお電話を頂きました。


「コロナ禍の3月以降の影響で、大幅な赤字を覚悟していました。
また、観光シーズンを見込んで仕入れていた在庫が大きな問題でした。
そこで、幹部社員とミーティングを重ね、
幹部社員主導で在庫の食材を商品化し、イベントで直売する案が生まれ
実施したところ大盛況だった。
そして、あと少しで決算での黒字化も見込めるところまで
挽回できています!」

「今まで、前社長のトップダウンのもと指示待ちの社員ばかりでしたが、
最近は、主体的な発言、行動が増えています。
そんな社員の頑張りのおかげでこの結果があります。
社内で共通の価値観、共通の言語を持て、間違いなく社風が変わりました」


U社長はSAコースをご受講後も学び続け、昨年のTTコースを修了されましたが、学んだことを、愚直に現場で実践されてきました。
そして、会長とも真正面から激論を交わし、ご自身の経営方針を伝え、任せられる環境を作られました。
更に、社員さんに寄り添い、繰り返し「社長の念い」を語り続けています。

今まで会員企業様の後継の場面を数多く拝見してきました。
同時に、後継による「組織の盛衰」の厳しい現実も拝見してきました。
その盛衰の差は、後継経営者の4つの能力にあるようです。

人間力 :コミュニケーション能力・リーダーシップ
仕事力 :マネジメント能力・財務力
考える力:分析、評価能力・戦略策定能力
感謝力 :先代経営者、社員、顧客、取引先などへの感謝

そして、「後継とは事業ではなく「志」を受け継ぐこと!」と言われます。

上記の企業様は、このコロナ禍も新社長のもと乗り越えられる組織であると確信しております。

image.png

「部下指導」より「子育て」が難し

この話をしますと、深く納得される方が圧倒的に多いですが、皆さんはいかがでしょうか?
事業承継をお考えの皆さん、準備はお早めに!

カテゴリー | レポート