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ONE POINT ADVICE

ワンポイントアドバイス

第012号 キャリア・ビジョンの構築で、最大の動機付け

人事の「人」は「人財」を指し、人事の「事」は「仕事」を指すとしたら、人財には「成長」を、仕事には「成果」を会社は期待するわけですが、ここでは、仕事について考察したいと思います。

土光敏夫氏の名言で「仕事の報酬は仕事だ!」ということをよく 東芝社長時代に社員に向かってメッセージとして発信したことは有 名な話ですが、この仕事の将来像をどのように社員一人一人がイメ ージするかで、かなりモチベーションは変わると考えられます。
そこで、今回は、仕事の将来像を描く、キャリア・ビジョンについて お話したいと思います。

たとえば、創業経営者には、やりたいこと、または、夢があり、そ れをビジョンとして、経営を行ってきました。つまり創業経営者に とりましては、
「人生ビジョン」=「仕事のビジョン」
ということができるのだろうと思います。

一方、社員の皆さんはいかがでしょうか。
社員の皆さんは、「人生ビジョン」がありますでしょうか。 また、「仕事のビジョン」がありますでしょうか。
最近の若い社員の方に夢、願望、ビジョンという言葉を持ち合わせていない人が増えてい るようです。 しかし、そのような中で、人生ビジョンを持っている人は「生き方」が全然違います。 よって、「人生ビジョン」持つことを企業側も社員に推奨することは大切なことだと思います。 しかしながら、「一戸建てを立てる」「店を持ちたい」「世界一周をしたい」 といった人生ビジョンは、あまりにも現在おこなっている仕事との 関連性が乏しく、また、若い方々にとっては、人生ビジョンと仕事 がつながらないというふうに短絡的にとらえがちです。
そこで、必要になってきたのは、仕事(キャリア)のビジョンなのです。
自分が将来どのような仕事をおこなっているのかをイメージしようということです。
このイメージを持つことで、「仕事そのもの」に動機付けをさせていくことが大変重要なことになってきました。 でも、いきなり、社員に「仕事(キャリア)のビジョン」を考えろといっても簡単にはいきません。 また、ビジョンをもったとしても、会社の進むべき経営ビジョンを全く無視し、また事業戦略を全く無視した 仕事のビジョンを設定しても会社側にとっても困ったことになります。 そこで、「キャリア・ビジョン」は会社側が設定をしてあげることが重要です。
会社側が設定する際、ぜひお願いしたいことは、 このキャリア・ビジョンを一つだけではなく、複数設定してほしいのです。 一つだけだと、その一つのビジョンにモチベーション(動機付け)されない社員がいたり、 増えたりすると組織運営上非常にモチベーションの低い組織になってしまいます。 よってキャリア・ビジョンは2つ、3つ、4つと多いほど社員さんにとっては、 選択肢が生まれます。 そして、その複数の選択肢から、自らの責任で、 自分の将来やってみたい仕事を選択していくのです。 そのことによって、今担当している仕事の意義や目的がさらに明確になることになろうと思われます。

キャリア・ビジョンを設定しょう!!

経営コンサルティング部門

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