株式会社日本創造教育研究所

ワンポイントアドバイス

第077号 「会社の常識」=[お客様の常識」?

経営方針書や年度計画書などを拝見すると、「売上アップ」という項目がよく含まれています。
一見、取り組みやすそうですが、やってみるとなかなか難しいテーマではないでしょうか。
景気、立地、流行など、様々な障害があるでしょうが、意外に大きなウエイトを占めるのが、凝り固まった発想にあるかもしれません。
過日、私が選挙に出かけたときのことです。
投票所は、近所の小学校でした。
正門の付近にはパン屋、駄菓子屋、文房具屋、米屋、写真屋といったお店が並んでいます。
普段の日曜日に私もその道を歩いたことがありますが、ほとんど人通りはなく、日曜を定休日にしていることがうなずける状況です。
しかしその日の人通りは様相が異なり、私が投票に行った昼前には、次から次に夫婦や家族連れが歩いてきます。
たくさんの人がシャッターの閉まったお店の前を通り過ぎていく光景、なんだか不思議に思えました。
もしお店が空いていたならば、
いつも欲しいと思っていながら、お小遣いでは手が届かなかった筆箱をお父さんにねだっていたかもしれません。
投票したあとに出かける、行楽のお供のお菓子やパンが、売れたかもしれません。
スーパーでは扱っていない、自慢のおいしいお米を売っていることをPRできたかもしれません。
それぞれのお店の話を聞いたわけではありませんので、個々の事情は分かりませんが、もし「日曜日=定休日」というお店側の常識が、人通りに関わらずシャッターを閉めているのであれば、「売上アップ」の大きな機会を逃してはいないでしょうか。
それは、何もその日一日の「売上アップ」ではなく、普段その道を通らない人も含め、お店の存在やお店のよさを知ってもらえる絶好のチャンスだと思うのです。
皆さんの会社の「常識」が、「売上アップ」の障害になっていないかどうか、是非チェックしてみて下さい。

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