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ONE POINT ADVICE

ワンポイントアドバイス

第080号 経費予算は具体的に

利益計画を立てる際、経費予算を組んで参りますが、意外に安易に立てられる企業が多いように感じます。
先般もクライアント先に赴き、経費予算の立て方について指導させて頂きました。
そして次回までに、店舗ごとの経費予算を、総勘定元帳を基にして立てておくよう課題を出しました。
翌月、各店長から次のような経費予算が提出されました。
A店長は、「月平均△△万円の経費を使っているので、頑張って20%抑えます」といった具合です。
一方のB店長は、「商品発送に使っている運送会社を、X社からY社に変えることにより、月々2万円の運賃削減」「アルバイトのシフトを来店者数予測に合わせて適正に組むことで、月々5万円の人件費削減」「読まれていないスタッフ用の業界紙を解約することで、月々4千円の新聞図書費削減」といった具合です。
どちらの店舗が、経費の削減や有効活用が出来るかは言うまでもありません。
A店長の経費予算ならば、総勘定元帳を見なくても立てられますし、恐らくこの一年間、経費予算書に目を向けることはないでしょう。
一方B店長の予算は、行動計画が具体的ですから、進捗管理がしっかり出来れば目に見えて効果が出てくる筈です。
経費削減の金額だけ、経常利益が増加するわけです。売上を伸ばして、経常利益を増加させようとする際に費やす労力に比べれば、効果性が高いと言えるのではないでしょうか。
面倒臭くても、総勘定元帳をしっかり見て知恵を絞ることが大切です。

株式会社日本創造教育研究所
経営コンサルティング部門
財務研究員
村尾 謙次

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