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ONE POINT ADVICE

ワンポイントアドバイス

第083号 自分の心を深く観察しましょう

「内観」とはメンタルトレーニングの方法の一つで、仏教にある「身調べ」という修行法を一般人でもできるように、
奈良の吉本伊信という人が創設した自己探求法です。

私たちの記憶の大半は潜在意識として残っており、無意識に“今ココ”の顕在意識に影響を与えている
「自動反応的な生活習慣の元」となっています。つまり、自分の何気ない行動・思考・感情を支配しているのです。
長年の体験と決意の繰り返しによって強化してきた個性の源泉であり、「価値観」とも言えるもので、
良くも悪くも私たちの人生を支配します。

私が開催している幸せの心理学(TA)・上級コース(幸創塾)では、自分の幼少期から現在までを捉え
、「父・母・祖父・祖母・兄弟・姉妹・友人・恩人・先生」などについてグループディスカッションを通して
「内観」しながら、3つのテーマについて研修を進めています。

①これまで、お世話になったこと
②これまで、してあげたこと
③これまで、迷惑をかけたこと

これらについて、幼少期・小学校時代・中学時代・高校時代・青年期・現在までを思い出せるかぎり
語りあっていきます。

また、そのほか心理学には「自由連想法」「記憶回帰法」と呼ばれる手法もあり、これらを通して
「内観」を続けていると、やがて、「自分がしてあげたこと、して返したこと」よりも
「自分がいかに周りの人たちから 愛情をもって見守られ、支えられ、生かされてきたか」という
気持ちが湧いてきます。そして、その縁の深さに気づき、 段々と感謝の気持ちに変わっていきます。

内観は次のような手順を踏みながら進めていきます。
①現在の自己の感情を深く観察し、思考や行動への影響を分析する
②現在の自分の性格や人格の長所、短所の調整をはかる
③現在の自分の家族、職場、社会への適応能力を高める要素をさがす
④これからの人生に向かって新たな決意を促し、潜在能力を目覚めさせる
⑤自己の精神(情緒を含め)の強化・肉体の強化・知性の強化・社会性の強化をはかり、
自己を再生、向上させていく

現在の社会環境は、科学の発達にともない理論理屈が優先され、豊かな感性にしたがう親密な人間関係が
希薄になっている時代と言われます。人間はもともと明るくて無邪気で夢と希望に溢れ、良心に満ちて
生まれてくる「善人」なのです。

しかし、現実は競争原理がはたらく厳しい場所でもあり、次々に困難な状況が生まれて「四苦八苦」します。
都合が良くて楽しいことばかりではありません。そのような中にも自己の可能性を信じて、
逞しく前向きに生きていく方法がいくらでもあるのが「世の中」でもあります。

◆ 適度な刺激(ストレス)を感じながら、自分を振りかえる「内観療法」を学んでみませんか。

幸せの心理学(TA)セミナー
幸せの心理学(TA)・上級コース
講師 大友 光夫

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