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ONE POINT ADVICE

ワンポイントアドバイス

第144号 第六回 社会的知性の高いリーダーを目指そう

社会的知性とは「良い人間関係を構築し、様々な集団の中(家庭・職場・その他)で良い影響をもたらす能力」です。前回まで5回にわたりお伝えしました。私たちそれぞれが社会人として、リーダーとしての役割を担い、確かな責任を果たし、与えられた結果をつくっていますが、今回は「リーダーシップ」について考えてみたいと思います。
リーダーシップのスタイルにはその人の持つ「人格・自我」による個性的な意思決定の仕方により、大きく分けると3つのパターンがあるといわれます。

1)専制型(支配的)
とても個性が強く、仕事の目標や方針の作成、その計画の実行など、自分の主体性、理想、信念に偏る傾向があり独断専行のタイプです。権力や制度で縛り付けるかのような、ワンマン的で部下を支配し服従させる指示、命令で動機付けしていきます。長所は即断、即決、迅速な意思決定ができることですが、長い時間の中で、現実にそぐわない方向に偏っていきます。

2)委任型(堅実的)
優しく寛容で、謙虚で誠実な人格を持ち、部下の自主性や専門性を尊重し、部下の権限や責任を明確にさせ、自己管理で堅実に仕事を任せる、部下中心型のタイプです。和やかな人間関係をつくりますから、部下にとって働きやすい環境となります。しかし、長い時間の中で任せすぎる傾向が、やがて怠惰な社風をつくることにもなりかねません。

3)民主型(信頼的)
組織メンバーとの対話による質問、傾聴を怠ることなく、現実の確認を大切にしながら仕事の目標、分担、進め方についての意思決定をします。仕事の目的が理解されるまでは安易に任せることはしませんが、相互信頼の中で指示、支援を忘れることなく、適切に配慮しながら対処します。長期的に共感、共有度の高い、協働的組織づくりをしていくタイプです。

何度も申し上げていますが、心理学でお伝えするところの「親密性・自発性・勤勉性(気づき)」の能力、三位一体のバランスが大切になります。

前回までの「社会的知性の高いリーダーを目指そう」
第一回122号、第二回127号、第三回132号、第四回135号、第五回138号

日本創造教育研究所
大友 光夫

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