株式会社日本創造教育研究所

ワンポイントアドバイス

第157号 ビジョン組織図

私はよくコンサルティング先の社長様から『社員さんが我が社の将来像が見えずモチベーションがあがらないのでどうすれば良いか?』という質問をうけることがあります。

確かに我が社のビジョンを掲げている企業は多いと思いますが、そのビジョンが達成出来た時に、自分がどのようになっているのか、まで想像できない社員さんが多いのも現実だと思います。

会社のビジョンは社長から聞いているので何となく理解しているだのだが、自分はどうなるのだろう・・・と漠然と将来に不安を抱えている社員さんの方が多いというのが実態ではないでしょうか?

私はコンサルティング先の社長様からこのような質問を受けた時には、社員さんと合宿して、膝を突き合わせて、一緒に「ビジョン組織図」を創るようにしましょう!と提案させていただいております。

我が社がビジョンに向かって成長していく過程において、組織も必ず成長していきます。その成長する組織の中で自分がどのような位置づけになっていくのかを社員さん自らで考えてもらうのです。

私の場合は、3年後・5年後・10年後・20年後のビジョン組織図を考えていただくように提案させていただきます。

その上で最初に20年後のビジョン組織図から考えていただくようにしています。

この手法をビジョンアプローチといいますが、20年先のビジョンとなると自由に発想できますし、可能性も大きく広がります。社員さんによっては、社長に就任するといった大きなビジョンを描く人も出て来ます。

ここでは自分の可能性を信じ、自分自身がモチベートされるようなビジョン組織図を作成することが大切なのです。

その20年後のビジョン組織図が定まれば、20年後にそのポジションになるためには、10年後にはどうなっていなければいけないのか、そして、10年後にそうなっているためには5年後どうなっていなければいけないのか、と遡ったビジョン組織図を策定していくのです。

もちろんこの作業を社員さん一人だけではなく、全社員さんで討議しながらおこないますので結構時間がかかりますが(だから合宿しておこなうのですが・・)その実習中は時間を経つのも忘れて、皆さん大声で笑いながら、楽しくビジョン組織図を作成されます。

こうして出来上がったビジョン組織図と我が社のビジョンとが整合性を持つ事により、社員さんにとっても、我が社のビジョンが実現していく過程で自分自身の会社での位置づけが明確になり、ビジョン達成にむけてのモチベーションが高まるわけです。

社員さんのモチベーションがなかなか上がらないという会社には、このビジョン組織図の作成をお勧めします。

日本創造教育研究所グループ
パートナー・コンサルタント
小浪 正規

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