No.21 シリコンバレー視察セミナー2日目
シリコンバレー視察セミナーの2日目の報告です。
2日目は晴天の澄み切った空の下、
スタンフォード大学にて、学ぶ一日でした。
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ホテルからスタンフォード大学に向かうバスの車中、
Mark Katoさんより、田舞さんと初めて出会った
1998年当時のことをお話しいただきました。
ヒューレット・パッカード社に興味を持たれた田舞さんが、
シリコンバレーMinolta Systems Lab社社長 釣島平三郎氏に依頼し、
紹介されたのが、HP社に勤めていたMarkさんだったそうです。
1時間の面会予定が、意気投合し、2時間近くになり、
さらにその後、田舞さんの誘いで、釣島氏を交えて夕食にも行ったそうです。
Markさんの話を聞く間、ずっとメモを取り続ける
田舞さんの姿がとても印象に残っているとのこと。
田舞さんと同じ立場でスタンフォード大学に
学びに来た日本人を何人もご存知だそうですが、
田舞さんほど、多くのことを吸収して帰国した人を
見たことがないともおっしゃっていました。
自分自身がシリコンバレーで得た貴重な体験を
少しでも多くの方と分かち合いたいという思いで、
田舞さんがこのシリコンバレー視察セミナーを開催していると解釈し、
その思いを汲みながら、Markさんは、
毎回、誠心誠意お手伝いしてくださっているそうです。
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スタンフォード大学の広大で美しいキャンパスを通り抜け、
到着した教室にて、本日のセミナーがスタートしました。
最初は、国際教育NPO法人VIAの石田一統氏による、
イノベーションを生む思考法「デザイン・シンキング」を
ワークショップ形式で行いました。
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デザイン・シンキングに関する講義を受けたのち、
その5ステップを与えられたテーマに沿って体感していただきました。
パートナーがハッピーになるプロトタイプ(試作品)を
色紙やストローなどを使い、童心に返りながら創るワークでは、
教室内が活気にあふれ、皆様楽しそうに取り組んでいらっしゃいました。
終了後には、
「この思考法は、これからの仕事に大いに役立つ!」
「早くこの感覚を社員さんと共有したい!」といった
声があちらこちらから聞こえました。
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その後の昼食休憩は、
スタンフォードの学生さんに交じり、
構内にあるカフェテリアで、
自由に召し上がっていただきました。
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午後は、
スタンフォード大学アジア太平洋研究所日本研究プログラムリサーチスカラーの
櫛田健児先生の講演でした。
参加者の熱心な姿勢に、先生の講演にも熱が入り、
2時間のお約束のところ、30分超過の2時間半、
大変興味深いお話をいただきました。
午前中のデザイン・シンキングの講義で「共感」の必要性を学んだこともあり、
特にペイン・ポイントに関するお話に、皆さん強い興味を持たれていました。
お客様が真に困っていること、悩んでいることに深く入り込むことで、
まだまだビジネスが広がるチャンスがあるというお話に、
皆さん、希望と勇気を強めていらっしゃいました。
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スタンフォード大学での最後の時間は、
起業家精神養成スクールを修了し、
アメリカで事業を起こされている髙橋明希さんに、
今、取り組んでいることについてお話しいただきました。
短い時間でしたが、厳しい環境の中、
その活路を見出そうと必死に頑張っている姿に、
参加者の皆様も感動されたご様子でした。
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大学を後にし、
シリコンバレー誕生の地、ヒューレット・パッカード社創業の
ガレージを訪れました。
普段は扉が閉められていますが、
この日は偶然にもHP社の方が訪問されていたため、
幸運にもその中を覗くことができました。
改めて、その質素なガレージを見ながら、
念いがあれば、道は開けることを感じることができました。
貴重な瞬間に遭遇することができ、皆様大変喜んでいらっしゃいました。
夕食会場は、地元で有名なステーキハウスでした。
皆様の親密度が増し、テーブルごとに熱心な経営談議が、
繰り広げられていました。
明日は、4社の企業訪問です。
