2026.09.29

経営者に必要なスキル10選!効果的にスキルアップする方法とは?

経営者に必要なスキル10選!効果的にスキルアップする方法とは?

社会情勢や経済状況の変化、そして技術革新のスピードが高まる中で、現代の経営者はかつてないほど高度なスキルと迅速な決断を求められています。そのため、将来を見据えた時に、自身の経営者としてのスキルレベルに不安を感じる方も少なくありません。

そこで本記事では、全国に約14,900社以上の会員企業様を持ち、セミナー等の開催を通して中小企業の業績向上と人材育成を支援してきた日創研が、これからの経営者に必要なスキル、そしてそれぞれのスキルを高める具体的な方法について解説します。

併せて、日創研が提供するセミナーの中から、経営者に必要なスキルの向上に役立つおすすめのセミナーも厳選して紹介します。スキルアップの方法を検討する上での参考にしてください。

経営者の仕事・役割とは?

経営者とは、会社のかじ取り役であり、事業や組織の人事に関わる最終的な決定権を有する立場です。

そのため、経営者の業務はいずれも組織全体の命運を左右する重要なものばかりですが、中核となる要素を整理すると、大きく以下の4つに分けることができます。

【経営者に求められる4つの仕事・役割】

  1. 企業の存在意義となる経営理念、ビジョン、ミッションの策定
  2. 中長期的な視点での経営戦略の設計、具体的な経営目標への落とし込み
  3. 経営資源(ヒト・モノ・カネ・時間・情報)の最適配分と意思決定
  4. 組織のエンゲージメント向上と人的資本の最大化

経営者に必要なスキルとは、上記4つの仕事を滞りなく遂行し、経営者に求められる役割を果たすために不可欠な知識、技術のことだと言えるでしょう。

【具体例10選】経営者に最低限必要なスキルを紹介

【具体例10選】経営者に最低限必要なスキルを紹介
経営者が、先ほど紹介した役割を果たすには、多くのスキルを身につけなければなりません。

日創研では、企業組織が発展するには、各階層の社員が「コンセプチュアルスキル(戦略的思考能力)」「ヒューマンスキル(対人関係能力)」「テクニカルスキル(専門性の高い技能)」の3つの分野のスキルを役割に合わせてバランスよく身につける必要があると考えます。

会社のあり方やビジョン、中長期的な戦略を決定する役割を担う経営者の場合は、このうち特に「コンセプチュアルスキル」に重きを置きつつ、他のスキルも獲得するのが望ましいでしょう。

以上を踏まえた上で、ここからは、経営者に必要な10のスキルの具体例について紹介します。

【厳選10選|経営者に必要なスキルの具体例】

  1. 客観的分析力
  2. 戦略的思考力
  3. 意思決定力
  4. ビジョンや理念を策定・言語化する能力
  5. 決定を組織に浸透させ、周りを巻き込む力
  6. 戦略を具体的な目標や行動に落とし込む能力
  7. 目標を達成させるためのマネジメントスキル
  8. 競争優位性を高めるためのマーケティング力
  9. 財務や目標管理等に不可欠な数値管理スキル
  10. 物事や状況をポジティブに捉える能力

1. 客観的分析力

会社の方向性や具体的な経営戦略は、経験や勘などの曖昧なものだけではなく、客観的事実や分析結果をもとに決定されなければなりません。

そのため、PEST分析、3C分析、SWOT分析などのフレームワークを活用して自社の強み・弱みや、コア・コンピタンスを把握できるだけの客観的分析力は、経営者に不可欠だと言えます。

市場の動向を冷静に見極め、経営環境の変化に対する深い洞察力を養うことが非常に重要です。

2. 戦略的思考力

戦略的思考力とは、簡単に言うと「自社が目指す方向性(どの市場で、どのような価値を提供し、どう競争に勝つのか)を長期的な視点で考え、組織のトップとして定めるスキル」です。

競争と変化の激しい市場において、自社が常に優位性を維持できる状態を目指すなら、客観的分析力に加えて戦略的思考力も必要になってくるでしょう。

3. 意思決定力

経営者は、自ら思考・提案したことだけでなく、経営幹部や従業員からのアイデアについても、最高責任者として最終的な採用や実行の可否を判断し、意思決定を行う立場にあります。

ヒト・モノ・カネ・時間など、限られた「経営資源」を最大限活用し、どの事業や領域に集中させて、最適に配分するかを見極めるための高い意思決定力と決断力が求められます。

4. ビジョンや理念を策定・言語化する能力

経営者として自身が考えていること・策定したことを社内外に周知するには、これをスタッフや関係先に伝わるわかりやすい表現で言語化、アウトプットできなければなりません。

そのため経営者には、自身で会社としての理念やビジョンを策定する能力だけでなく、これを的確に言語化するスキルも求められるのです。

5. 決定を組織に浸透させ、周りを巻き込む力

言語化した自社の理念やビジョン、ミッションを組織の軸とするには、また経営者・経営幹部・現場の社員が共通の目的意識で結ばれた三位一体の組織を構築するには、トップの発信を正しく社内に共有して組織に浸透させる力、そしてそのための仕組みづくりをする力も不可欠です。

自らの意思をたくさんの人に正しく伝え、周りを巻き込めるだけのコミュニケーション能力も経営者に必要なスキルの一つだと言えるでしょう。

6. 戦略を具体的な目標や行動に落とし込む能力

どれほど優れた戦略でも、現場で実行されなければ意味がありません。

経営者には、戦略を「誰が・いつまでに・何をするのか」という具体的な行動計画やKPI(重要業績評価指標)に落とし込むスキルも必要です。

7. 目標を達成させるためのマネジメントスキル

戦略や理念を具体的な経営戦略や目標、またそのための達成計画に落とし込んだ後は、目標の達成に向けてPDCAサイクルを回し、進捗管理や、状況に応じた計画の修正にも対応しなければなりません。

そのため経営者には、ヒト・モノ・カネを管理するためのマネジメント能力も不可欠だと言えるでしょう。

8. 競争優位性を高めるためのマーケティング力

マーケティング力とは、簡単に言うと「誰の・どのような課題を・どう解決するのかを顧客視点で探り、自社の商品やサービスが売れるようにするための仕組みを作るスキル」のことです。

経営者になると、自身が商品・サービスの企画を考えたり、直接売り込んだりする機会は少なくなるかもしれません。しかし、顧客視点で物事を考える力は、経営者にも強く求められます。

また、現場社員からの提案を評価し、実行の可否を判断する上でも、マーケティング力は必要になるでしょう。

9. 財務や目標管理等に不可欠な数値管理スキル

財務状況や経営指標を正しく読み解き、戦略の立案に活かす他、目標の進捗度・達成度の把握といったマネジメント面においても、経営者に基礎的な数値・計数の管理スキルは欠かせません。

10. 物事や状況をポジティブに捉える能力

多くの経営者が経験から知っているように、会社経営には予期せぬトラブルがつきものです。

そのため、ここまでに紹介してきた経営実務に使えるスキルの他に、経営者には「物事を肯定的に解釈し、ピンチをチャンスと捉えて考える力(可能思考能力)」も強く求められます。

どのような状況であっても成長の可能性を見出せるマインドも、組織のトップに欠かせないスキル、素質の一つだと言えるでしょう。

経営者に必要なスキルを高める方法とは?

経営者に必要なスキルを高める方法とは?
ここまでに紹介してきたような経営者に必要なスキルのレベルを高める方法としては、以下が考えられます。

【経営者に必要なスキルを高める方法まとめ】

  • 経営実務に関する知識の学習、アップデートを続ける
  • 他の企業や経営者の成功事例について、積極的に学ぶ
  • 自身の意思決定を客観的・数値的に評価する癖をつける
  • 社内だけでなく、社外でのコミュニケーションも大切にする
  • 経営者に必要な可能思考能力を身につけ、高めていく

経営戦略の設計や、そのための数値の把握・管理能力など、経営実務に直接的に関わるスキルについては、定期的に学習機会を設けて新たな知識を習得、アップデートする必要があります。

また、自社が抱える課題を解決するためのヒントが、他社の成功事例に隠れていることも少なくありません。積極的に経営者向けのセミナーやコミュニティに参加し、情報収集しましょう。



さまざまな業界、業種、企業規模の経営者と交流する機会を持つことは、ヒューマンスキルの向上はもちろん、経営者としての自身の視野を広げるきっかけにもなるので、おすすめです。

加えて、経営者としての意思決定力を磨くには、自身が過去に下した経営判断について数値や財務データといった客観的な事実をもとに、定量的に振り返ることを習慣づけるとよいでしょう。

なお、先述した通り、可能思考能力も経営者にとって非常に重要なマインドセットとなります。

予期せぬ困難やピンチに直面した際も、ポジティブに状況を捉え直し、効果的な次の一手を打てる経営者であるために、可能思考能力を維持・向上させる努力も忘れないようにしてください。

経営者に必要なスキルの向上に役立つ!厳選セミナー5選

ここからは、経営者に必要なスキルをさらに高めたいという方に向けて、経営者としてのスキルアップに役立つ日創研のセミナーを厳選して5つご紹介します。以下のセミナーの一覧、そして各セミナーの概要を確認の上、自身・自社の課題に合うものの受講を検討してみてください。

【経営者のスキルアップに役立つ日創研セミナー5選】

  1. 企業内マネジメントコーチング1日セミナー
  2. 人財育成ワンポイントセミナー
  3. 経営方針と利益計画策定2日間セミナー
  4. 社長と幹部が学ぶリーダーシップ・フォロワーシップ1日セミナー
  5. 企業内教育インストラクター養成コース(TT)

1. 企業内マネジメントコーチング1日セミナー

企業内マネジメントコーチング1日セミナー「企業内マネジメントコーチング1日セミナー」では、プレイングマネージャーが部下と良好な信頼関係を築き、自分で考え、自発的に考える人材を育てていくために効果的とされるコミュニケーション手法「コーチング」について、1日で学んでいただけます。

理論はもちろん、傾聴や承認など実践的なコーチングスキルについても紹介するので、コーチングを活用した戦略的なコミュニケーションスキルと人材育成のコツ、両方の習得が可能です。

【こんな経営者の方におすすめ】

  • コーチングとは何か、具体的な手法を学びたい
  • コーチングがどのように活用できるのか学びたい

「企業内マネジメントコーチング1日セミナー」の詳細はこちら!

2. 人財育成ワンポイントセミナー

人財育成ワンポイントセミナー
「人財育成ワンポイントセミナー」では、人が育たない・不足する場合に考えられる理由や、経営資源の中で最も重要なヒトを効果的に育成する方法など、2日間で人材育成の基本について学んでいただけます。

資格の取得サポートなど、わかりやすい制度の創設・提供だけが、人材育成ではありません。

企業組織の発展は、そこで働く個人の成長があってこそ達成されるものです。経営者なら、自社を支えてくれる人材の育成に注力する重要性や関連知識について、ぜひ学んでおきましょう。

【こんな経営者の方におすすめ】

  • 人材育成の重要性、戦略的な捉え方・考え方を学びたい
  • 人材育成を成功させる具体的な方法について知りたい

「人財育成ワンポイントセミナー」の詳細はこちら!

3. 経営方針と利益計画策定2日間セミナー

経営方針と利益計画策定2日間セミナー
「経営方針と利益計画策定2日間セミナー」は、2日間で経営者が会社の方針を明確化し、具体的な数値目標や行動計画にまで落とし込む方法について紹介するとともに、実際に次年度分の経営方針と経営計画書の策定・作成まで行っていただけるカリキュラムです。

経営実務にまつわるスキルのうち、特に「感覚だけに頼らず企業経営をしていくための客観的分析力や戦略的思考力、数値管理スキル」の維持、向上に役立ちます。

【こんな経営者の方におすすめ】

  • 経営戦略の設計など、経営実務に関するスキルを上げたい
  • 効果的な内容で次年度の経営計画と経営方針を策定したい

「経営方針と利益計画策定2日間セミナー」の詳細はこちら!

4. 社長と幹部が学ぶリーダーシップ・フォロワーシップ1日セミナー

社長と幹部が学ぶリーダーシップ・フォロワーシップ1日セミナー
「社長と幹部が学ぶリーダーシップ・フォロワーシップ1日セミナー」は、企業の発展と組織の成長・変革を加速させることを目指して、経営者と経営幹部で一緒に受講していただくための1日セミナーです。

リーダーを支える立場であるフォロワー(経営幹部)を分析することで、組織の現状やリーダーシップを分析するとともに、他社の成功事例も参考にしながら自社が抱える課題を客観的に整理し、組織改善のヒントを探っていきます。

【こんな経営者の方におすすめ】

  • 理想的なリーダーシップ、フォロワーシップについて学びたい
  • リーダーシップやフォロワーシップの発揮の仕方、磨き方を学びたい

「社長と幹部が学ぶリーダーシップ・フォロワーシップ1日セミナー」の詳細はこちら!

5. 企業内教育インストラクター養成コース(TT)

企業内教育インストラクター養成コース(TT)
「企業内教育インストラクター養成コース(TT)」は、会社を率いる「次世代のリーダーやインストラクター」を育成することを目的とした長期(数か月間)にわたるカリキュラムです。

経営に必要な知識についてさまざまな角度から網羅的・体系的に学ぶことで、企業風土・組織風土を活性化させ、可能思考能力の高い社風づくりを実現するためのスキルの向上を目指します。

※本セミナーを受講するには、可能思考セミナーSA、SC、SGAの修了が条件となります。

【特にこんな経営者の方におすすめ】

  • 経営者にとって必要なスキルを体系的に学びたい
  • 経営方針に沿った人材育成、組織づくりの手法を学びたい
  • 社員の自立と組織の成長、両方をサポートする方法を知りたい

「企業内教育インストラクター養成コース(TT)」の詳細はこちら!

必要なスキルを身につけ、変化に対応できる経営者になろう

必要なスキルを身につけ、変化に対応できる経営者になろう
経営者に必要なスキルはさまざまあり、一朝一夕でこれらを身につけることはできません。

予期せぬトラブルや経営リスクに備えるとともに、変化の激しい時代を生き抜くリーダーであるためにも、定期的に自身の能力を客観的に見つめ直し、スキルを維持・向上させる努力を継続していきましょう。

ただ、身につけた経営実務のスキルを発揮し続けるには、どのような状況下でも前向きかつ柔軟にビジネスに取り組み、ピンチをチャンスに変える「可能思考能力」が必要不可欠です。

日創研では、経営者に必要なマインドセットである可能思考能力を養うための第一歩として、自己への気づきをテーマとした「可能思考セミナー SA自己成長コース」をご用意しています。

「経営者としてのマインドを強化したい」「実務スキル向上の土台として、まず思考能力を磨きたい」とお考えの方は、すべてのスキルの向上へとつながる可能思考セミナーへの参加を、ぜひ積極的にご検討ください。

SA 自己成長コース

自身の成長やより良い生き方のために、一度立ち止まってみませんか? 思いがけない気づきや、自分の可能性・長所に気づくことができます。